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制作について
岐阜市の完全紹介予約制プライベートサロン「GANJU」様(株式会社SGS)のホームページを制作しました。
あわせて、
- ロゴ制作
- ショップ名刺・個人名刺制作
- ホームページに掲載する駐車場のイラストの制作
- 公式LINEアカウント設定
も行っております。
「ガンジュ」は沖縄の言葉で「元気で丈夫であること」。
黄土よもぎ蒸しを中心にした温活、看護師の店長が監修するセルフ脱毛、栽培期間中農薬不使用の食品の販売までを、ひとつの空間で手がけるサロンです。
最初に考えたこと:新規客を集めないサロンに、ホームページは何をすべきか
GANJU様は完全紹介予約制です。
既存のお客様からのご紹介がなければ予約できません。
一般的なサロンのホームページは、検索で見つけてもらい、予約につなげることが役割です。
今回、GANJU様の場合、それは目的になりません。
むしろ、紹介のない方からの予約が増えるほど、お断りする手間が増えます。
では、誰が、どんなときにこのサイトを見るのか。
整理していくと、それは、知人から「いいサロンがあるよ」と聞いた方が、行く前に確かめるために開くサイトです。
紹介された方は、すでに半分は行く気になっています。
ただ、どんな場所なのか、いくらかかるのか、何を持っていけばいいのか、駐車場はあるのか。
こうした小さな不安が残っていると、「また今度」で終わってしまいます。
そこで今回は、紹介してくださった方の言葉を、サイトが裏付けることを制作の軸にしました。
以下は、そのために行った設計です。
設計①:「静けさ」を、言葉より先にデザインで伝える
紹介で訪れる方が最初に確かめたいのは、「自分に合う場所かどうか」です。
これは文章を読む前に、画面の印象で判断されます。
GANJU様が大切にしているのは、日常から離れて心と身体をほどく、静かな時間です。
それを伝えるために、
- 英字はクラシックなセリフ体、日本語は明朝体で統一し、落ち着いた佇まいに
- 色はアイボリーとブラウンを基調に、黄土やよもぎを思わせる温かみのある配色に
- 余白を広く取り、情報を詰め込まない
という方針で組み立てました。
トップページのファーストビューでは、
「ほどける、というぜいたく」
「いただくもので、内側をととのえる」
といった短いコピーとともに、施術・食・自然の写真がゆっくりと切り替わります。
メニューの説明を並べる前に、このサロンで過ごす時間の空気感を先に感じてもらうための構成です。
設計②:ロゴ・名刺・ホームページを、同じ世界観でそろえる
今回はホームページだけでなく、ロゴと名刺(ショップ用・個人用)も制作しました。
紹介制のサロンでは、名刺が最初の接点になることが少なくありません。
既存のお客様が「ここだよ」と名刺を渡し、受け取った方がそこからホームページを見る。
この流れの中で、名刺とサイトの印象がちぐはぐだと、受け取った側は小さな違和感を覚えます。
ロゴ・名刺・ホームページを同時に制作したことで、書体、色、余白の取り方までを最初からそろえることができました。
手渡された名刺と、スマートフォンで開いたサイトが、同じ空気をまとっている。
ひとつひとつは小さなことですが、こうした一貫性が「ちゃんとしたお店だ」という安心感につながります。
ショップ名刺の裏面には、サロンまでの地図も入れています。
ホームページを開かなくても、名刺1枚で場所がわかるようにするためです。
設計③:駐車場は、言葉ではなくイラストで案内する
GANJU様は集合建物の一室にあり、敷地内の駐車場のうち指定された4台分を利用する形になっています。
「No.6・11・17・18をご利用ください」と文字で書いても、現地でどこがその番号なのか、すぐには見つけられません。
そして、指定外の枠に停めてしまうと、近隣の店舗や居住者の方にご迷惑がかかります。
そこで、駐車場の配置と指定の4台分がひと目でわかるイラストを制作し、トップページのアクセス欄に掲載しました。
写真ではなくイラストにしたのは、必要な情報だけを残し、どこに停めればいいかを迷わず読み取れるようにするためです。
来店前の不安を減らすことは、お客様のためであると同時に、サロンが近隣との関係を守るためのものでもあります。
こうした地味な情報ほど、丁寧に作る価値があると考えています。
設計④:メニューページは「こだわり」と「選び方」を分けて見せる
黄土よもぎ蒸しのページでは、GANJU様のこだわりを「座器・壺」「ハーブ」「水」の3つに整理して紹介しています。
職人手作りの黄土100%の座器、日・韓・洋のハーブを合わせたブレンド、不純物を取り除いた水。
お話を伺うと、こだわりは数多くありましたが、すべてを並べると読む側は覚えきれません。
伝えたいことを3つに絞ることで、読み終えたあとに印象が残るようにしました。
一方、料金の部分は「選びやすさ」を優先しています。
よもぎ蒸しには目的別の5つのコースがありますが、名前と価格だけでは違いがわかりません。
そこで各コースに「こんな方におすすめ」を3つずつ添え、自分に近いものを選べるようにしました。
迷った場合は当日のカウンセリングで相談できることも、あわせて明記しています。
セルフ脱毛のページでは、初めての方が不安に思う「当日どう過ごすのか」に答えるため、ご予約からお会計までの流れを6つのステップと所要時間で示しました。
来店前日までに必要なシェービングのお願いも、見落とされないよう独立した枠で掲載しています。
設計⑤:料金へすぐ飛べるボタンと、ボタン同士を重ねない配慮
メニューページは、こだわりの説明から始まるため縦に長くなります。
料金だけを確かめたい方にとっては、スクロールの手間がかかります。
そこで、よもぎ蒸しとセルフ脱毛のページには、料金の位置へ一度で移動できる追従ボタンを設置しました。
料金欄を見ている間はボタンを隠し、その先の注意事項まで読み進めたところで再び表示されるようにしています。
サイト全体には、LINEで問い合わせるための追従ボタンも設置しています。
ただ、メニューページで両方を出すと、スマートフォンの小さな画面にボタンが2つ重なり、本文が読みにくくなります。
そのため、料金ボタンのあるページではLINEボタンを出さないようにしました。
便利な機能でも、重ねれば邪魔になります。
ページごとに「今いちばん必要な導線はどれか」を決めて、1つに絞っています。
設計⑥:表現の言い回しに気を配る
健康や美容にかかわるサロンのホームページでは、「どこまで書いてよいか」の判断が欠かせません。
たとえば、よもぎ蒸しや脱毛について「治る」「効く」といった、医療行為と誤解されかねない表現は使っていません。
施術はリラクゼーションを目的としたものであること、感じ方には個人差があることを、該当する箇所ごとに明記しています。
食品やハーブについても、「無農薬」ではなく「栽培期間中農薬不使用」という表記で統一しました。
「無農薬」は、農林水産省のガイドラインで表示が認められていない言葉です。
日常的に使われている言葉でも、事業者が自分の商品に使うと問題になることがあります。
こうした点は、お客様の目にはほとんど映りません。
ですが、書き方ひとつでサロンの信用を損ねる可能性がある以上、制作者側が気づいて提案すべきことだと考えています。
設計⑦:紹介制ならではの、ご優待案内ページ
GANJU様には、ご紹介で初めて来られる方向けのご優待と、紹介してくださった既存のお客様へのサンクスギフトがあります。
これらは、紹介制というサロンの仕組みそのものを支える大事な情報です。
そこで、ご優待の内容とご予約方法を1ページにまとめた案内ページを用意しました。
紹介する側は、このページを送るだけで説明が済みます。
あわせて、「よもぎ蒸しとセルフ脱毛は同日に受けられない」という安全上のルールもこのページに記載しています。
予約の段階で知っておいてほしい情報を、予約の直前に読むページに置く。
情報は、読まれるタイミングに合わせて配置することを意識しています。
設計⑧:お問い合わせフォームの、小さな使いやすさ
ご予約はお電話・LINE・お問い合わせフォームで受け付けています。
フォームには、紹介制ならではの工夫をいくつか入れました。
- メッセージ欄に「ご予約の方は、ご紹介者様のお名前をご入力ください」とあらかじめ表示し、サロン側が折り返しの電話で聞き直す手間を減らす
- 必須項目がすべて入力されるまで送信ボタンを押せないようにし、入力漏れによる送信エラーを防ぐ
- 電話番号は、全角数字やハイフン入りで入力されても自動で整えて受け付ける
フォームの入力でつまずくと、それだけで予約をやめてしまう方もいます。
特にスマートフォンでは、入力のしにくさがそのまま離脱につながります。
お客様にも、受け取るサロン側にも、余計な手間をかけさせないことを基準に細部を詰めました。
お問い合わせページの下には、よくある質問も掲載しています。
支払い方法、生理中・妊娠中の利用、メイクのまま来てよいか、子ども連れでも大丈夫か。
実際にサロンへ寄せられている質問をもとに作成しており、問い合わせる前に解決できるようにしています。
公開後の更新:お知らせを、デザインを崩さずに書ける仕組み
お知らせの投稿画面には、サイトのデザインに合わせた囲み枠をワンクリックで付けられる仕組みを組み込みました。
営業日のお知らせやキャンペーンの告知を書くとき、強調したい部分を枠で囲みたい場面はよくあります。
HTMLを書かずにボタンひとつで整った見た目になれば、サロンの方が自分で更新を続けられます。
ホームページは、公開した日がいちばん新しく、そこから少しずつ古くなっていきます。
更新のしやすさは、公開時点で作り込んでおくべきものだと考えています。
小さなサロン・個人事業のブランドづくりについて
GANJU様のように、オーナーの想いがそのままお店の個性になっている事業では、ロゴ、名刺、ホームページ、そして案内の言葉づかいまでが、ひとつの「お店の顔」になります。
これらを別々の会社に頼むと、それぞれは良くできていても、並べたときに印象がそろわないことがあります。
また、ロゴが決まってからサイトのデザインを考え直す、といった手戻りも起こりがちです。
今回は最初からまとめてお任せいただいたことで、名刺を受け取ってからサイトを見て、来店するまで、一続きの体験として設計することができました。
また、健康や美容を扱うサロンでは、表現の線引きが避けて通れません。
弊所は薬剤師として医療の現場に立ってきた経験があるため、「この書き方は誤解を招かないか」という視点を、制作の段階から持ち込むことができます。
サロン様が伝えたい想いを損なわずに、安心して公開できる言葉に整えていく。
そこまでがホームページ制作の仕事だと考えています。
GANJU様のホームページ、ぜひご覧ください。
Voice
お客様の声
ホームページ制作と名刺作成をお願いしました。
要望を汲み取るヒアリングがとにかく丁寧で、意図を何度も確認しながら進めてくださいました。
「こんなこと聞いていいのかな?」と思うような小さな疑問にも、いつも優しく的確に答えていただけるので、初めての制作でも安心してお任せできました。
仕上がりもとても満足で、制作後の確認や細かな相談にも変わらず親身に対応してくださるのが心強いです。
制作が初めてで不安な方に特におすすめです。
