こんにちは、元調剤薬局管理薬剤師の@じょうです。
この記事では、調剤薬局ホームページを制作するときの流れについて、解説しています。
薬局ホームページ制作を検討している方は、参考にしてください。
弊所、UJ WebServiceでは、医療機関、特に調剤薬局のホームページ制作を行っています。
ホームページ制作に関してお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
また、薬局ホームページのテンプレートもあります。
こちらは、初期費用0円、月額費用3300円~のプランになります。
興味のある方は、テンプレートの紹介記事も見ていただけると幸いです。
薬局ホームページを制作する手順は、以下の通りです。
各項目にわけて、それぞれ詳細に説明していきます。
まず、薬局ホームページを制作する目的は何なのか、明確にしましょう。
なぜ目的を考えるのかというと、目的を考えるとホームページのターゲットが決まり、コンテンツやデザインが決まってくるからです。
薬局ホームページの主な目的は、こんな感じかと思います。
目的が複数ある場合は、各ページで「ターゲットはだれか?」を意識してコンテンツを考えましょう。
薬局ホームページを制作する理由は、下記の記事に詳細に書きました。
目的を決めたら、ホームページの構成、つまり必要なページを考えます。
こんな感じです。
1で目的を明確にしていれば、どのページが必要かわかってきます。
さらに目的が明確になっていれば、各ページに載せるべきコンテンツが決まってきます。
コンテンツを考えるときに重要なことは、『ターゲットが求めている情報』を載せること。
『自分が載せたい情報』ではありませんので、この点に注意しましょう。
薬局ホームページを制作する際の必要なページについては、以下の記事にまとめたので参考にしてください。
ホームページを制作する方法は、何種類かあります。
日本では、Wix、Jimdo、studio、WordPressというツールを使って制作することが多いです。
そして、日本(世界)の半分以上のサイトがWordPressを採用しています。(参考記事)
これを踏まえると、薬局ホームページを制作する方法は以下の3つになります。
他にも方法はありますが、ほぼ上記の方法のどれかを選ぶことになると思います。
ノーコードツール(プログラミング知識不要のHP制作ツール)である、Wix、Jimdo、studioを使ったHP制作を外注するパターンもあります。
ですが、あまりおすすめしません。
せっかくのノーコードなんですから、自分で作りましょう。
①~③のどれにするかは予算を決めてからということになります。
どのように予算を決めるかは、ホームページでどれくらいの利益が見込まれるかを考えて決めるといいと思います。
予算がまだ決まっていない方は、後述の『薬局ホームページの効果は?』を参考にしてください。
①WixやJimdoでホームページを制作する時のメリット、デメリットを簡単に説明すると、
メリット
デメリット
といった感じです。
詳細は、下記の記事にまとめたのでご覧ください。
②WordPressで自作するのは、少し難易度が高いので、自身のある方だけチャレンジしてみてください。
メリット
デメリット
といった感じです。
③外注する場合のメリット・デメリットは以下の通り。
メリット
デメリット
といった感じです。
制作会社が出す見積もりに注意しましょう。通常のボリュームなら、100万以上かかることはありません。
3で決めた方法で制作を開始します。
①格安制作ツールWix、Jimdo、studioを使って自分で制作するなら、下記の①を
②WordPressを使って自分で制作するなら、下記の②を
③WordPressでの制作を外注するなら、下記の③をご覧ください。
WixやJimdo、studioは、感覚的にホームページのデザインやレイアウトを決めることができます。
具体的な制作方法に関しては、YouTubeや公式のHPをご覧ください。
注意点は
の2つ。
ここではこの2つの注意点について説明します。
WixやJimdo、studioでホームページを制作する場合、できるだけ費用を抑えたいはずです。
そのため、画像も商用無料のものを使いがち。
ですが、ここで無料の画像を使うと、かなりサイトがダサくなってしまい、集患や採用といった目的を果たすことは難しくなります。
Wixの制作事例を見てもらうとわかりますが、トップにおしゃれな画像を表示することで、良い感じのHPに見せています。
そのため、画像は少し費用をかけてでも良いものを使うことをおすすめします。
有料の画像サイトは、shutterstockかadobestockが代表的。
薬局の写真を載せたいのであれば、プロのカメラマンに撮ってもらいましょう。
経験上、出来が全然違います。
格安のHP制作ツールは、制約が多いです。
そのため、薬局の運営が軌道に乗ってくると、皆さんほぼ間違いなくWordPressへの切り替えを希望されます。
このとき、WixやJimdoで制作したホームページのデータはWordPressに移行することはできません。
一から作り直すことになるのです。
そのためwixやJimdoでホームページを制作する場合、コンテンツは作りすぎない方が無難です。
WordPressを使って自分で制作する場合は、以下の流れで制作していきます。
WordPressで自作する人は、レンタルサーバーと契約しましょう。
サーバーとは、インターネット上の土地のこと。
この土地をレンタルして、必要なファイルや画像を置いていくわけです。
レンタルサーバー会社は数が多いので、有名どころを選べば問題ないです。
といった感じになるでしょう。
エックスサーバーとロリポップは、
というサービスがあります。
特にエックスサーバーは、サーバーも安定していて、チャットやメールでの質問の返信も早く、信頼できるのでおすすめです。
エックスサーバー、またはロリポップの管理画面から、ドメインの取得をしていきます。
ドメインというのは、インターネット上の住所のこと。
簡単に言うとURLです。
このドメインを取得するときに考えることは、「com」や「net」などのURLの最後(トップレベルドメイン)をどうするか?
薬局ホームページなら、『com』か『co.jp』を取得される方が多いです。
co.jpはエックスサーバーやロリポップの『ドメイン1つ無料』の対象外で費用が発生します。
年間5000円くらいです。
ですが、co.jpは、Googleからの評価も高くSEOに有利だとされています。
ネットに詳しい人が見ても、なんとなくco.jpの方が会社としてしっかりしているというイメージがありますね。
comは費用がかからないのですが、長期的な視点で考えるとco.jpの方が良いかと思います。
ドメインを取得したら次は、WordPressの簡単インストールを行います。
これもエックスサーバーやロリポップの管理画面からクリック一つでできるので簡単です。
簡単インストールをするとき、IDとパスワードを決めることになるので、メモしておきましょう。
WordPressをインストールしたら、WordPressの管理画面に入り、テーマを選択します。
テーマというのは、テンプレートのこと。
テンプレートによってデザインや作りやすさが異なってきます。
テーマには無料と有料のものがあり、
といった違いがあります。
HTMLやCSSという言語に詳しければ、無料テーマを選び、自分でカスタマイズしていくこともできます。
薬局の場合、医療機関用に作られた有料テーマ「CURE」がいい感じ。
CUREを使って作ったサンプル薬局とサンプルクリニックあるので参考にしてみてください。
テーマを決めたら、あとは、カスタマイズするだけ。
有料テーマの場合は、動画、説明書、サポートが充実しているので難しくないと思います。
カスタマイズを設定すれば、ホームページの完了です。
WordPressでの制作を外注する場合、外注する業者をどこにするかを検討する必要があります。
外注先はおもに3つ。
それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。
クラウドソーシングでは、格安でホームページ制作を依頼することができます。
ですが、基本的に顔が見えずメッセージのやりとりだけ。
僕もイラスト制作をお願いしたことがあるのですが、納品したら終わり。
ただの仕事というか、機械とやり取りしているみたいで、面白くなかったというのが感想です。
Web制作会社は、スキルが非常に高いです。
小規模サイトから大規模サイトまであらゆる分野に対応しています。
ただ、質が高い分、コストも高くなる傾向があります。
100万円、200万円の見積もりを出すのはザラにあると思います。
制作後のフォローは、有償・無償で対応してくれます。
弊所、UJ WebServiceのメリット・デメリットをお話しします。
こんな感じです。
費用は、クラウドソーシングとWeb制作会社の間の価格で制作します。
30~80万円くらいがよく出す見積もりです。
制作期間は1~3カ月、スキルは普通だと思います。
強みは、やはり薬剤師であること。
調剤薬局で10年以上働いていたので、経営者様の考え、患者様の想い、求職者の要望を理解した上でホームページ制作ができます。
制作後のフォローに関して、文章や画像の差し替えは無制限で対応しています。
口コミを見ても、皆さん満足していただいているので、ご安心いただけたらと思います。
薬局ホームページを制作するときに一番気になるのは費用ではないかと思います。
①wix・jimdo、②WordPress自作、③WordPress外注で費用をざっくり説明します。
wix・jimdo・studioでホームページを制作する場合、基本的に費用は0円です。
0円なのですが、ホームページのコンテンツやドメイン(URL)にwixやjimdo、studioという文字が入ります。
格安ツールを使って制作していることがバレるというわけです。
この表示を消したり、ドメインを独自ドメインにするのにお金がかかってきます。
これがだいたい月1000円くらいです。
自作する場合、必要となってくる費用は以下の通り。
サーバー月額料金に関しては、年払いにした方が安くなるのでまとめて支払いましょう。
そうすると、
といった感じです。
外注の場合、料金はピンキリです。
ですが、約5~10ページのボリュームでオリジナルデザインなら、30~80万円くらいが相場かなと思います。
僕ならこれくらいで見積もり出します。
注意点として、初期費用の安さにだまされないことです。
たまに、かなり安い業者がいますが、このような業者は例外なく月額の管理料が高いです。
費用を考えるときは、初期費用と維持費用の両面から検討しましょう。
また、大きい制作会社ほど、広告費や人件費がかかっているため、値段がどうしても高くなります。
その分、質も高いのですが、薬局ホームページの場合、そこまでの高品質は不要なのではないかと考えてます。
「数ページで見積もり100万」という話を聞いたことがありますが、こういった外注先はさすがにやめておいた方がいいですね。
薬局ホームページを制作するとどれくらいの効果があるのでしょうか?
この辺についても説明します。
ホームページの効果をしっかり把握しておくと、ホームページにどれくらいの費用をかけるべきかもわかってくると思います。
これまで制作させていただいた薬局様のホームページのアクセス数を拝見すると、1店舗経営の場合、1日のアクセス数は5~10PVです。
つまり月に換算すると150~300PVですね。
では、どれくらいのアクセス数があると新患が一人くるでしょうか。
薬局ホームページついて、具体的なデータはありません。
でも、書籍『医院ホームぺージ作成の教科書』というのがあります。
ここにクリニック、歯科医院のホームページの場合、どれくらいのアクセス数で新患が来るかが載っています。
これによると、
と書いてありました。
薬局のデータはないのですが、悪く見積もって50PVで新患一人と考えてみましょう。
そうすると、
150~300PV ÷ 50PV =3~6人
1か月で3~6人新患がくるという計算になります。
さらに、令和二年度の処方せん1枚当たりの技術料は2446円です。
2446円 × 3~6人 ≒ 7500~15000円
つまり、1か月で7500~15000 円ほどの利益が見込まれるわけです。
こういった感じで、薬局ホームページを制作すると大きな利益につながる可能性が高いです。
上記の効果から毎月どれくらいの利益があるか考えてみましょう。
月に2,3万の利益は余裕であるのではないでしょうか?
そして、月の予想利益に120か月をかけます。
120か月というのは、ホームページの運用月数です。
一般的にホームページは10年ごとにリニューアルしたほうがいいと言われているので、120か月ホームページを運用すると考えます。
月の予想利益×120か月=ホームページによる利益
となるわけです。
これを考えてホームページ制作の費用をいくらにするか考えると良いかと思います。
以上、薬局ホームページを制作するときの手順について解説しました。
薬局ホームページを外注するようでしたら、ぜひUJ WebServiceにご相談ください。
必ず良いホームページを制作いたします。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。